火起こし(ひもぎり式)

ひもぎり式の火起こし

近所の材木屋さんで貰った木っ端で作った道具を利用して、火起こし出来ました。

 

ひもぎり式の火起こし具は、まいぎり式と違い、火きり棒にひもを巻き付け、そのひもを交互に引く事で棒を回転させ、摩擦熱を発生させる為 火きり棒を支えなければ成りません。

その為、まずは軸受け(火きり棒受け)を作りました。

 

小さな子供では少々難しいかも知れませんが、二人で持てる様に少し大きいものと

とりあえず一人でも良い様な半分くらいのもの

ガタツキと外れを防止するだけなので、中学年以上なら一人で行けると思うので一人用の小さいものの3つを作ってみました。

1つ穴の(小さなやつ)もの以外の2つに空けてある複数の穴は、必要に応じて1つ穴のものを沢山切り分けられる様に空けてあります。

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ひもぎり式で起こしました。

材木屋で貰った木っ端の板に穴と切り込みを入れたものと、細目の木っ端(角材)の両端を若干削り 空けた穴に入る様にします。

空き缶を半分に切り、大きめの空気を通す穴を沢山空けます。

缶の切り口付近に小さめの穴を空けて 針金か何かでつるせる様にします。針金を付けたらそこに紐を付けておきます。

中に細く千切った新聞紙を、鳥の巣の様に状態に成る様 缶に詰めます。この時、空気の通りが悪くならない程度に軽く詰めます。

その中に脱脂綿も少し千切って入れました。

ひもぎり式で火起こしを始め、約15〜20秒で煙が出始めます、この時 火きり板の切り目には 火きり棒と火きり板のかすが溜まり始めます。

そのまま10秒ほどで煙が濃く成り、溜まったかすが黒く炭の様になりますので、素早く火きり棒を外し、火きり板の切り目に溜まった火きり棒と火きり板のかすを、用意しておいた缶に入れた新聞の中に落とします。

すかさず空気を送り込むか、缶に付けてある紐を持ってぐるぐる回してやります。

段々と煙が出て来ますので、煙が濃くなったと思ったら回すのを止めて缶を確認します。

火が点いていれば完了。あとはその火を上手に使ってたき火にしましょう。

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結果としては、ひもぎり式火起こしは、やはり高学年で力のある子以上でないと、ちょっと難しい様に思いましたが、コツと持続力が有れば何とかなりそうです。

うちの子供(6年生女)一人では無理でしたが、嫁さんと二人で対角線で引っ張り合う方法で、何とか着火出来ました。

棒を押さえる人も少々体力がないと難しいかも知れませんが、コツさえ掴めば何とかなると思います。

 

専用の道具も売っていますが、その辺にある物を利用してみるのも面白いです。